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アナグマ

社畜だった時の思い出。

その昔、2年ぐらい前の事だろうか。
いや、もう少し前のことだったかもしれない。

私が会社という場所に軟禁されていた時期があった。
特にその時の事はよく覚えている。

夏の少し手前の5月下旬、プログラム作成が終わり落ち着いたかに見えた時期に次の作業のスケジュールとしてプログラム連結テスト日程と名前が表記された物が配布された。
そのスケジュールを見ると終わりは七月下旬。
私の誕生日の一日前である。

この業界では納期という考え方は次の日の朝まで。
言うなれば翌日、私の誕生日の朝までに作れということである。
そして、何よりこの職場は納期なんて名前のもの翌日、翌々日はとにかく修正が舞い込んでくることは想定の範囲内である。

20代前半の女が職場で身なりを気にせず働きづめて歳を取って行くのだ。
そう、思うとああ悲しい。

時は流れて七月下旬、納期は目の前。
勿論、毎日の作業に終わりなんかなく増える一方。
何日も家に帰ってない。
着替えを取りに家に帰って旅行カバンに荷物を詰め込み、また職場に戻る日々。
同級生はまだ大学に行って遊んでる子も多い。そんな奴らには付き合いが悪いと言われることもあったが仕方あるまい。

そんな日を過ごしていた納期3日前の日曜の夜。
彼氏から電話が一本。
要約すると早く帰ってこいとの内容であった。もちろん帰れるはずもない。
それでも待ってると言うので無理をいい22時に会社を出る。
待ち合わせ場所に着いたのは23時。翌日も仕事のため30分ぐらいで離脱の予定だ。

そこには共通の友人何人かと飲んでる彼氏が居た。
30分で会計をし二人で帰路につく、二人で歩いてる時に誕生日プレゼントと言い細長い箱をくれた。
そこには私の好きな猫をモチーフにした財布が入っていたのだ。

デートする時間も無いのが申し訳ないなぁと思いはじめた。
よく考えたら最近のデートと言えば私の休日出勤の送迎だけだ。しかも、横で私は寝ている。申し訳ない。

翌日、職場の人にどうにかお願いをして仕事の調整をはじめ、誕生日当日はなんとか定時に帰ることが出来た。
周りの人たちも仕方ないと私の仕事を少し引き取ってもらい、なんとかの状態で有ったので感謝してもしきれない。
(しかも誕生日プレゼントも、何人かの人がくれました。嬉しいことです。それでも定時後に仕事を振ってきた人もいたけど無理やり帰ってきた。)

その日食べた回らないお寿司はとても美味しゅうございました。

因みに翌月、そんな状態なのに社員旅行を土曜日に行くと言い出した上にその日程が彼氏の誕生日だったので退社することを決定した。
財布は一年後に不慮の事故で紛失した。

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アルバムを整理してたら出てきて紛失した財布の写真が出てきたので思い出してカキコ。

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最終更新日:2014-05-12 15:58

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